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本 「掏摸(スリ)」 中村文則



主人公は、スリで生活しているようなほとんどスリのプロ。
仲間を失ったり凶悪な犯罪に協力したりするがつかまらずにいる。
最後の方で、ある母子に同情し、危険な目に遭わされないよう頭を使って自分の身を守りつつ仕事(すべて悪い事)をこなしますが、ついに自分の身が本当に危なくなり、あれ?!この後どうなったの??ってところで終わります。
そのラストが粋です。
スリの手口がとても細かく描かれており、面白いです。こんな人に狙われたらもうおしまいですが。

中村文則さんの本は面白くて大好きですが、スリには興味がないし、表紙後ろのあらすじを読んでも別に面白そうではなかったのですが、本の帯に「綾野剛もお勧め」と書かれていたので惹かれてしまい購入しました。結果とても面白く、私も友達に勧めています・・・

よろしくお願いします。

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本 「袋小路の男」 絲山秋子

3つの話で成り立っています。

一つ目は、袋小路の家に住む男(小田切さん)を高校の時からずーーっと想っている女の子の話。
語りがこの女の子で、とても読みやすいです。相手の男が「俺が死んだら誰に看取られるのかなあ」(←ただの仮定の話で、病気とかではない)と言った時の女の子の返答が可愛い。葬式後の空想も怖いはずなのにとても可愛く微笑ましいです。

二つ目は、「小田切孝の言い分」ということで、一話目の相手の男側からの語りだったり女の子側になったりしながら進みます。ここを読むと、一話目では、片想いか、辛いのかなと女の子を見ていた目線が変わります。自分で思う自分と他人から見た自分(女の子)の雰囲気が随分違い、そこがとても面白いです。

三つ目は、1・2の話とは別物ですが、これが一番爽やかで読み心地が良くて好きです。
お勧めです。




よろしくお願いします!

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本 「遮光」 中村 文則

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嘘ばかりつく狂った感じの主人公に、最初から怖さ、憐みを感じます。
常に持ち歩いている、瓶に入った物体。光を避けながら大切に大切にしている様子はかなり不気味です。
周りの友人達にもだんだんとかなり彼がおかしいという事が分かりますが、どうにもなりません。

幼い頃に両親を亡くし、つい最近恋人もなくした彼には、この先人間らしく生きられる日が来るのでしょうか。
噛み合わない会話や頭のイカれた会話の描き方がとても上手いです。
後味のいい、爽やかな小説ではありませんが、面白かったです

よろしくお願いします!


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手が止まらない

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前に中華街で買ってあったこの「えびせん」、店で食べて美味しい事はわかっていましたが、家で作るには油で揚げなければならず、買ってはみたもののそのまま棚に眠らせておりました

昨日やっと重い腰を上げ(?)、揚げてみました


揚げる前は堅いです。

これを高温の油で30秒揚げると・・・


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あっっという間にふわ~っと膨らみます!これがなかなか楽しいのです。すぐに子供達を呼び、「見て見て!!!でも危ないからちょっと離れて見て!」と見せたところ、大喜び\(^o^)/。面倒がらずに早くやってみればよかった

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完成するとこんな感じです。味も付いていてかなり美味しいです。
食べ始めると手が止まらなくなりますがポテチよりはデカイし満足感があります。そして結構たくさん作りました(このお皿の2倍強ぐらい)が、まだまだたくさん残っています。量からして、値段がとてもお得です。
作って3時間後ぐらいに帰宅した主人と再度食べましたが、ふんわり感も変わらずに美味しかったです。

揚げた油はほとんど汚れないので、夕飯の炒め物に再利用してから残りは処分しました

食べ過ぎたら太りそうですが、味も食感も作る楽しさも満足♪
中華街に行くとそこら辺の店で買えます。

横浜 中華街・みなとみらい ’15-’16

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価格:864円(税込、送料別)





《東栄商行》えびせん(白)【227g】

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価格:155円(税込、送料別)

テーマ:おやつ - ジャンル:グルメ

本 「太陽の坐る場所」 辻村深月

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プロローグから惹きつけられます。
なに?なんでこの子は自分で体育館の倉庫に入ってくの?・・・

元高校の同級生のクラス会シーンから始まり、同窓会にいつも欠席で男子から気にかけられている
「キョウコさん」にまつわり、話が進んでいきます。
目次の各章は

・出席番号○○番
・出席番号○○番    ・・・・

とクラスのメンバー5人で構成されていて、それぞれの昔や今が語られていきます。目次には
出席番号だけが載っており読む時にそれが誰なのかが分かるのですが、途中あまりに気になって、
全部先に名前を見てしまいたくなりました。が、耐えました
個人的には2番目の「出席番号一番」の子の章が一番好きです。泣きました。

(私にとっては)遠い昔の、小中高校での良くも悪くも女子らしいなんとも言えない「あるある感」を
懐かしく感じ、辛く感じるものもありましたが、後味はとても良いです。素敵な終わりです。

前にハマッていた湊かなえさんぽいのかな、と目次を見て感じましたがもっと女子の嫌なものが描かれていたりで別ものでした(あたり前ですが)。
本をあまり好きでなくても読みやすいと思います。映画公開されるそうですがこのままのイメージでとっておきたいので見ずに次の辻村さんの本へGO!

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本 「冷たい校舎の時は止まる」 辻村 深月

ある雪の朝、通学中からおかしな雰囲気を感じながらも登校した8人の高校生たちは、
校舎内で閉じ込められてしまいます。
校舎からは一歩も出られず電話も通じず、時計の針はある時刻で止まったまま。
この時刻の表す意味はなんなのか、誰が何の目的でしているのか。
慕われている担任の先生、又はこの中の8人の友達のうちの誰かの企みなのか。

幽霊チックな怖さとサスペンス風な怖さがあり、怖いのですが、
なになに?誰なの?・・・
と先が気になり猛スピードで読み切ってしまいました。

実際にはあるわけない話ですが、自分も校舎に入り込んで一緒にドキドキできます。
そして後味がとても良いです。
前に読んだ「太陽の坐る場所」でもラストの爽やかさがとても好きでしたが、この話もラストが良いです。



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プロフィール

ふゆこ

Author:ふゆこ
3児(中2♂、小6♂、小4♀)と夫と暮らしています。

出身は東京、結婚してからは神奈川在住。

お酒、映画、本、が大好きです。

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